御坂峠は、河口湖から笛吹市方面へ結ぶ国道137号線の旧道の一部で、現在では交通量は少なくなってしまいましたが、その歴史は古く、峠名の「御坂」は日本武尊が東国遠征の際に越えたことに由来すると伝えられています。
冨嶽三十六景と御坂峠
御坂峠は河口湖からは少し距離があるため、富士山の撮影スポットとしてはあまり知られていないかもしれませんが、江戸時代には浮世絵師の葛飾北斎が「冨嶽三十六景」で、歌川広重が「富士三十六景」で、御坂峠から見える河口湖と富士山を描いています。
浮世絵の大家にあやかって、緑に囲まれる御坂峠から、あなたも富士山の大作を撮影してみてはいかがでしょうか?
●自動車でのアクセス | ★★ |
---|---|
●鉄道・バスでのアクセス | ★ |
●観光施設充実度 | ★★ |
●自然 | ★★★★★ |
●富士山の撮影 | ★★★ |
●逆さ富士 | - |
●難易度 | 中 |
●総合おすすめ度 | ★★★ |
御坂峠からの富士山
御坂峠(夏:緑鮮やかな富士山)
雪のない富士山は、7月から10月頃にかけての限定仕様で、特に御坂峠から望む富士山は、茶色い地肌をあらわにした富士山が鮮やかな新緑に囲まれ、隠れた人気撮影スポットです。 他の人とは一味違った富士山を撮影してみたいなら、お薦めのスポットです!
御坂峠(秋:紅葉シーズン)
10月の後半から、11月にかけての紅葉のシーズンには、富士山も毎年ちょうど、初冠雪の時期を迎えます。夏の緑鮮やかな富士山から、おなじみの雪化粧をした富士山に衣替えを行います。紅葉の紅と雪の白のコントラストを楽しんで見ましょう。富士山を撮影するにも絶好の時期といえるでしょう。